【40代からでも遅くない!】FPが教える新NISAを活用した資産形成入門

2026.02.27投稿

  • 老後資金のことが漠然と不安になってきた。
  • 今から資産形成を始めるのはもう遅い?
  • 具体的にどうすればいいか知りたい。

40代を前にして、将来のお金の不安を感じていませんか。40代は子どもの教育資金や住宅購入などのライフイベントで出費がかさみがちな年代です。一方、60代以降の老後資金準備にも取り掛かりたい年代でもあります。若いうちから老後資金を用意しておかないと、経済的に苦労する老後生活を送ることになりかねません。

そこでこの記事では、FPの資格を持つ筆者が、40代から資産形成を始めても遅くない理由と、今からでも間に合う具体的な戦略を解説します。

この記事を読めば、知識0から家計を圧迫せず、無理なく老後資金を作る方法が分かります。

40代から資産形成を始めても遅くありません。最初はNISAのつみたて投資枠から積み立てていきましょう。資産形成を成功させるには長期で分散して積み立てることです。焦らずじっくりとやるイメージを持って取り組みましょう。

この記事の目次

  1. 40代から資産形成を始めても遅くない理由
  2. NISAは投資の運用益を「非課税」にできる仕組み
  3. 初心者はつみたて投資枠から始めるのがおすすめ
    1. 金融庁が厳選した金融商品の中から選べる
    2. 一度設定をすればほったらかしでOK
  4. NISAで積み立てる際の4つの注意点
    1. 投資は余剰資金で行う
    2. 長期投資が基本
    3. 簡単に売却しない
    4. 損益通算ができない
  5. まとめ 40代からでも資産形成は間に合う
目次

40代から資産形成を始めても遅くない理由

40代から資産形成を始めても遅いことはありません。長期投資でリターンを得るのに十分な期間が残されているからです。今40歳の人が65歳の定年退職まで積み立てるとしても25年あります。

(引用:金融庁「NISAガイドブック」3pより)

上のグラフは1989年以降、国内外の株式と債券に分散投資を行った場合の運用成果をシミュレーションしたものです。グラフから以下のことが分かります。

  • 保有期間5年:運用成果にバラつきがあり、タイミングによっては元本割していた。
  • 保有期間20年:運用成果が年率4〜6%の範囲に収束している。このデータ期間において、20年保有し続けた場合、元本割れしたケースが一度もなかった

世界の人口増加と経済成長が続く限り、20~30年間世界の株式や債券に分散投資すれば、年率のリターンは4~8%に落ち着くことが知られています。20年は長期投資でリターンを得るのに十分な期間です。

金融庁 NISAガイドブック

NISAは投資の運用益を「非課税」にできる仕組み

資産形成を始めるなら知っておきたいのがNISA(ニーサ:少額投資非課税制度の仕組みです。通常、投資で得た利益には20.315%の税金がかかります。しかし、NISAの枠内で買い付けた金融商品の運用益、配当金には税金がかかりません。

例えば10万円の利益が出ても、手元に残るのは約8万円です。しかし、NISA枠内での投資なら、この税金が一切かからず、10万円をそのまま受け取れます。

NISAにはつみたて投資枠成長投資枠の二つの枠があります。それぞれの特徴は以下の通りです。

つみたて投資枠は年間120万円(月10万円)まで、成長投資枠は年間240万円(月20万円)まで積み立てられます。もちろん、より少ない額から積み立てることも可能です。SBI証券や楽天証券などのネット証券なら月々100円から始められます。

初心者はつみたて投資枠から始めるのがおすすめ

「結局、何から始めればいいの?」と迷う初心者はまず、つみたて投資枠で積立を始めるのがおすすめです。理由は以下の2点です。

  • 金融庁が厳選した金融商品の中から選べる
  • 一度設定をすれば後はほったらかしで手間がかからない。

金融庁が厳選した金融商品の中から選べる

つみたて投資枠で購入できる商品は、金融庁が『長期・積立・分散』に適していると認めた、手数料の低い商品に限定されています。そのため、投資初心者でも大失敗しにくい仕組みになっています。代表的な商品は以下の2つです。eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)1本で日本を含む全世界の株式に低コストで分散投資できる商品。通称「オルカン」eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)米国を代表する株価指数「S&P500指数」に連動する成果を目指す商品。GAFAMなど米国の主要企業約500社に分散投資できる。

一度設定をすればほったらかしでOK

積立設定を一度してしまえば、後は放置するだけなので管理が楽です。なぜ放置でいいのかというと、つみたて投資枠での投資は長期運用が前提だからです。投資家といえば、毎日の株価の値下がり・値上がりに一喜一憂しているイメージを持たれるかもしれません。ですが長期運用であれば、20~30年後に運用益が出ていれば良いわけですから、毎日の値動きを気にする必要がないのです。

NISAで積み立てる際の4つの注意点

最後に、積立投資を始める時の注意点を解説します。 注意点は以下の4点です

  • 投資は余剰資金で行う
  • 長期投資が基本
  • 簡単に売却しない
  • 損益通算ができない

投資は余剰資金で行う

積立投資に限りませんが、投資は必ず余剰資金で行うようにしましょう。余剰資金以上を投資に回してしまうと、ちょっとした値下がりで怖くなって売ってしまうなどして、せっかく続けてきた積立が台無しになってしまいます。

余剰資金をどれくらいにすればいいか分からないという人は50 30 20ルールに則って決めるのが良いです。50 30 20ルールでは手取り収入を以下のように振り分けます。

比率内訳
50%家賃・食費などの生活に必須の固定費
30%趣味・娯楽などの生活の質を上げる変動費
20%投資・貯蓄

こうすれば生活の質を落とさず、投資への支出を捻出できます。 手取り収入の20%の範囲内で毎月の積立金額を決めてみてください。

長期投資が基本

NISAのつみたて投資枠の投資は短期間で大きな利益を出すのが目標ではありません。上の長期投資の運用成果のグラフにもある通り、着実にリターン4~6%を出したければ、長期間の分散投資が重要です

短期間での投資結果は大きな利益を出すどころかマイナスになることもあります。つみたて投資枠は長くじっくり育てるイメージを持ちましょう。

簡単に売却しない

NISAは自由度が高く、いつでも現金化できるのは一見メリットのように見えます。しかし、簡単に止めてしまえると言うこともできます。短期的な暴落にあせったり、物欲に負けたりして解約してしまうと、長期投資の複利効果が途切れてしまいます。一度決めた積み立てを止めない強い意志が必要です。

損益通算ができない

NISA口座内で生じた損失は他の口座との利益との損益通算ができません。損益通算とは所得の赤字を、他の黒字所得と相殺できる税制上の制度です。

例えば通常の特定口座(課税口座)であれば、A銀行で出た利益とB証券で出た損失を相殺して税金を減らせます。NISAは「独立した箱」なのでできません。

利益を出せないとNISAの非課税の恩恵を受けられません。損益通算ができないからこそ、着実にリターンを得やすい長期投資が重要とも言えます。

まとめ 40代からでも資産形成は間に合う

40代からでも資産形成は十分できることがお分かりいただけたでしょうか。
大切なことは長期・分散・積立だけです。

昨今は低金利により、銀行に預けていてもほとんど利子が付きません。加えて、インフレが進んでいくのが予想され、何も手を打たなければ、あなたの資産の価値は目減りしていってしまいます。

お金を増やすことだけが人生ではありません。ですが、人生のあらゆる場面で必要になるのがお金です。今動き出せば、将来お金が必要な場面になった時に「あの時準備しておいて良かった」と思える日がきっとくるはずです。まずは月100円からでも積立を始めてみましょう。

この記事を読んで資産形成に少しでも興味を持っていただけたなら幸いです。

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